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#Cross Talk

Cross Talk#002 ~ キャリアを捨てない働き方 ~

課題に対して、可能な限りの解決策を導き出すのがオデッセイです。
ダイバーシティが求められる現在において、女性がキャリアを捨てずに働くための解決策とは?

Thema
キャリアを捨てない働き方

N.Y

E.I
経営管理部
リーダー

M.H

Y.O
経営管理部
リーダー

オデッセイ初の産休&育児休暇前の出来事

オデッセイ初の産休&育児休暇前の出来事

Y.O:

2015年にE.Iさんがオデッセイ初の産休&育休を取ってからもう6年が経過するんですね。

E.I:

現在のオデッセイにおける女性比率は1/4程度ですが、当時は男性が多い職場だったので、私がオデッセイ初の産休&育児休暇取得者になりました。

Y.O:

妊娠が分かってから、会社に報告するまでで悩まれたこととかありませんでしたか?

E.I:

実は、オデッセイに入社する前に勤めていた会社も男性比率が高く、女性も深夜まで働く人が多かったので、妊娠、産休、育児休暇を周りで取ったことのある人がいなくて、報告しようにもどうやって報告したら良いのかが分からず、インターネットでとにかく調べました。

Y.O:

そして、意を決しての報告。結果はどうでしたか?

E.I:

部門長が女性でお子様がいらっしゃる方ということもあって、そこまで意を決する感じではなかったですね。ただ、部門長にメールで報告した後に、間髪入れずにお手洗いに追っかけてきて「おめでとう!!」と祝福してくれたことは素直に嬉しかったです。
そして、「会社として全面的にサポートする」と言って貰えたのも心強かったです。

オデッセイ初の産休&育児休暇前の出来事
Y.O:

E.Iさんが、産休に入ることが決まってから口癖のように、「次の人も気持ちよく産休&育休が取れるようにするから!」と言っていたのがとても印象的です。

E.I:

私が初めてのケースということもあって、部門長やY.Oさんが中心となって、制度面の整備に動いてくれたりしているのを見て、自分の後に続く全ての人が性別や役職に関係なく出産や子育てのための時間を取れるようにしたいと思ったので、「保育園が決まりましたら必ず戻る予定です。」と宣言してみました。

Y.O:

出産が分かったことで、会社の周囲で変わったこととかありました?

E.I:

とにかく皆さんがサポートしてくれました。荷物を持とうとするだけで、駆け寄ってきて手伝ってくれたり。「これくらい自分で持てるから!」って何度も言った記憶があります。

「オデッセイらしさ」が垣間見られた出産後

Y.O:

どれ位の時期から復職について考えるようになりましたか?

E.I:

出産して、育児休暇を取りながら育児をしている中で、復職を考え始めたのは、2月位でしたね。
丁度、保育園の入園が決まった辺りです。

Y.O:

そういえば、復職前に問題が発生しましたよね。

E.I:

そうなんです。今の法律では育児休暇は2年取れますが、当時は1年半しか取れませんでした。
そして、4月に保育園に入園させる予定でしたが、2月の時点で育児休暇が終わってしまう。
この時は、復職よりも退職を考えました。

Y.O:

E.Iさんが復職されるので、社内でも経営管理部でどのような仕事をお願いするかなどの調整をしている最中に、「法的に保証されている育児休暇期間が終わる問題」が勃発しましたね。

E.I:

正直、あの時は復職できないかもと考えました。わずか2ヶ月だけ、子どもを別の保育園に預けることは避けたかったので。
その上で、部門長に事態を説明したのですが、その後の対応とスピードに驚かされました。

Y.O:

確か、相談した翌日には休職扱いとして4月までの育児休暇延長になったんですよね?

E.I:

早かったです。そして、オデッセイらしさを感じた瞬間でもありました。
「制度に無いから駄目」ではなく、「制度には無いけど、最善の解決策が何か」を経営者が筆頭になって考えてくれた上での休職扱いでした。何よりも、相談した翌日には、決定していたことに驚かされました。

復職しても変わらない働き方

復職しても変わらない働き方

E.I:

復職すると部署が変わったり、これまでと違った職場に移動になったりという話があることを聞いていましたが、オデッセイの場合は、産休前の部署に復職でした。
勿論、出産前にはいらっしゃらなかった方が入社したことで、仕事の内容は変わりましたが、基本的には大きく変わることなく、出産前とほぼ同じ仕事をさせて頂きました。

Y.O:

保育園からの急な呼び出しも対応されていましたね。

E.I:

これは子どもを持つ親の「あるある」だと思います。そして、必ず経験しますね。

Y.O:

たびたび保育園からの呼び出しに対応していましたけど、仕事に支障は出なかったんですか?

E.I:

ほとんどと言って良いほど支障はなかったですね。
ここにも、「オデッセイらしさ」が出ていると思うのですが、生産性を上げることを目標にある程度余裕を持ってスケジュールを立てているので、急遽の呼び出し等にも問題なく対処できました。また、どうしても終わらない時は、翌日に仕事を回すなど数日単位で調整して、終わらせるようにしていました。

2人目の出産とコロナ禍での復職

E.I:

もう一つお伝えすることがあるとすると、オデッセイの産休・育休の第1号は私ですが、第2号も私です。

Y.O:

そして、復職はコロナ禍での在宅復職でしたね。

E.I:

1人目の育児休暇を終えて復職した時は、1年ぶりのPCの操作や新しい方とのコミュニケーションに慣れるまで数週間かかりましたが、働きなれた場所での勤務だったので、慣れるまで時間がかかったという認識はありませんでした。
ただ、2人目の育児休暇を終えた際は、在宅だったこともあって、環境に慣れるまで1~2ヶ月程度かかりました。

Y.O:

今となってはどうですか?

E.I:

今となっては、毎日出社という働き方は考えられないですね。
1人目の子どもの育休終了後の復職時は、子どもが保育園に行くよりも早く家を出て、会社に行く生活でしたが、在宅になってからは、子どもを送り出してから業務を開始することができるので、朝子どもと一緒に過ごす時間が増えたことはとても有難いことだと思っています。

Y.O:

社員会第2部の懇親会にはお子様がよく登場しますよね。

E.I:

1〜2ヶ月に1回の頻度で開催される社員会も、コロナ禍の影響を受け、全社員を在宅でつないだオンライン形式になったので、子どもがカメラに映る事も多くありますね。「ママの顔」をした女性社員や「パパの顔」をした男性社員を見る機会が増えたことで、たまたま私が産休・育休第1号(2号も)だっただけで、他の従業員の方や中途で入社された方は、自分の経験を生かして自然と受け入れる体制を取っていたんだなと思いました。

新卒生の皆様へのメッセージ

Y.O:

オデッセイは、長く働ける環境・制度があるので、女性が妊娠や出産のため、今まで築き上げたキャリアを捨てることなく、働き続けることができます。 また、男性・女性に限らず、育児休暇や介護休暇を活用して欲しいですし、誰もが育児・介護休暇を取れる基盤・風土ができているのもオデッセイの特徴だと思います。SDGsの考え方が広がり、ジェンダー平等が求められていますが、オデッセイに関しては、「男性だから」、「女性だから」、「その他の性だから」といったジェンダー差別はありません。変えていきたいと思うことがあれば、まずはアクションを起こしてみることで、上長や同僚が自然と協力してくれる会社です。

E.I:

本当に柔軟な会社だと思います。
「無い」ではなく、「ベストな方法を探す」ことをしてくれるので、時代や個々の状況に応じて新しい制度をどんどん作ってくれる環境がある会社です。
ただ、作ってくれることに甘えるのではなく、「この人のために制度を変えても良い」と思われるような仕事をする事も求められていると思います。
最高の仕事をするために制度が作られ、制度によって最高の仕事ができる。
このような循環ができているのもオデッセイの特徴です。

Y.O:

今回は、産休・育休を二度取得し、現在は時短で勤務しているE.Iに今までの経緯を振り返ってもらいましたが、今後、後に続くであろう私たち社員が、妊娠・出産・育児・介護などの立場に立った時、キャリアの継続を考える上でとても参考になりました。改めて、柔軟で環境の整った会社だと感じています。

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